新任教師のいろいろ

教採の勉強や新任教師のいろいろについて語ります

大阪教志セミナーについて

今年で10年目となった大阪教志セミナーですが、今回はこのセミナーについて実体験をもとにご紹介いたします。




めあて 教志セミナーについての理解を深め、受験準備をしよう


大阪教志セミナーとは?

大阪府教育センターが主催している教員養成のセミナーです。


このセミナーを受講し終えることで、大阪府の教員採用試験の一次、二次試験が免除
されます。 (残るは三次試験!)


内容としては、全12回の講義20半日の実地実習から構成されます。
講義では、「受講生としての心得」や「教師を目指すにあたって」「授業力を付けよう」「全ての子どもを理解するために」などのテーマがあります。
実地実習では、府内(大阪市や豊能地区は除く)の公立学校での実習があります。
(希望する学校を選択することできますが、希望通りになるとは限りません。)



応募時期は、毎年5月頃です。
応募するにあたって、筆記試験小論文集団面接が課されます。


実施期間は、例年8月から翌3月までの半年間です。


受験できるのは、大学三年生の方です!(次年度の教員採用試験を受験される方)
 (M1院生も可)


講座の内容は具体的にはどんなもの?

主に二部構成となっており、午前中に講話で午後から実践的な活動ということが多かったです。
教育センターの方の講話や現役の教員の方からのお話、大学教授をお呼びした講話など様々ありました。



内容としては、募集要項に示されている通りいくつかのテーマに分かれています。
テーマごとに重要なことを教わり、それを意識しながら実践するといった形です。


また、学生グループで課題に取り組んだり模擬授業をしたりもしました。



受講のメリットとしては、
①様々な方から貴重なお話をしていただけるため、教職に対する知識が身につきます。
大学では学べなかったようなことが学べれると同時に、大学での学びをここで実践することで深化が図れると思います。
②同じ志を持った学生が集うため、意識の向上が図れます。様々な大学から参加しているため普段話すことのない学生と話すことができたり、色々な価値観・視点にふれることができ勉強になると思います。



内容としては、とても楽しく勉強になるものばかりでした。



採用試験でセミナー受講生は有利なの?

セミナーを受けるために試験を設けていること、セミナー内で様々な教師力を学べていることなどが考慮され、採用試験では1次試験と2次試験が免除されています。


残るは、3次試験の個人面接模擬授業専門教養試験のみです。
 (個人面接や模擬授業の練習のコツなどは後日紹介します)


採用試験の倍率ですが、
『小学校』 一般受験が4.3 倍  に対してセミナー受講生は2.1倍です。
『中学校』 一般受験が10.1倍 に対してセミナー受講生は1.4倍です。
 (H30年度採用試験結果 大阪府教育委員会ホームページより)


採用試験を受験するにあたり、とても有利だと言えます。
(その分、セミナーを通じて多くの学びを得ることが条件だと思いますが、、)



セミナーを受講するための試験はどんなもの?

教職教養の筆記試験小論文集団面接が課されています。


教職教養は、大阪府の教職教養試験と似た問題ですので、そちらで問題演習を積むのが良いと思います。
小論文では、最近の教育ネタなどが含まれていました。
 この教育課題に対して、どのように取り組むか。何が大切か。といった感じです。


集団面接では、自己PRや志望理由(セミナーの受験理由)、学生時代に頑張ったことなどポピュラーな内容でした。


※あまり詳しい内容は、試験の公平性を欠く恐れがありますので公表を控えさせていただきます。





まとめ

教志セミナーはとても魅力的なセミナーです。
採用試験を有利に受けたいと思うのは、皆同じだと思います。
ですが、そのこと以上にセミナー内で学ぶことが多く今後の教職に行かせることをたくさん習得することができました。



出願の時期をしっかりと把握し、そのために2年の終わりの春休み頃から勉強することをお勧めします。(4月から大学が始まると忙しいので、、)
セミナーを受講するための試験の倍率はおよそ2〜3、4倍なので準備が必要です。


面接では、何を言うかしっかりと考えておきましょう。
また、筆記や小論文についてもある程度の対策が必要です。




著者の振り返り

私の周りにはセミナーの受講経験者がおらず、何も情報がないまま独学で準備しました。
今後受験される方にとって、少しでも参考になれば嬉しい限りです。
あまり詳しい内容については、触れにくいこともあるので割愛しましたが、セミナー自体はとても素晴らしく熱い思いを持った先生方からの講話は心揺さぶられることもありました。
セミナーを受講することでやる気が出ていた部分もあると思います。


ぜひ、大阪府を受験される方はセミナーの受講を考えてみてはどうでしょうか。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


次回は、オススメの参考書についてご紹介します。


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