新任教師のいろいろ

教採の勉強や新任教師のいろいろについて語ります

教師になるためには?



めあて 教師になる方法について考えよう


そもそも、教師になるためにはどうすれば良いのかご紹介します。

免許状をとる!

教師になるためには、教員免許状が必要になります。

教員免許状には、普通免許状(1種2種)、特別免許状、臨時免許状があります。
一般的には、大学で普通免許状を取得し、教員採用試験に合格することで教員となることができます。
(特別、臨時免許状については、現役大学生に直接関与しないことが大半なので紹介を割愛します)



4年大学で取得する

1.教育学部へ進む
教員就職者が多い大学ランキング」も発表されていますので、進学を検討している高校生の方がいらっしゃれば参考までに。


ランキングに掲載されている大学の学生さんは自信を持てば良いと思います!
それだけ、高校の時から志が高かったのだと思います。


一方で掲載されていない方。(私の大学も掲載されていませんが笑)
そのことを良いプレッシャーとして考え、一念発起して勉強を頑張りましょう。


(私の大学はこのランキングに掲載もされず、教育学部でもありませんでした)




教育学部の特徴としては、付属の小中高等学校での充実した教育実習があります。
学級経営や教科指導法、生徒指導、子ども理解、様々な観点を教育学の面から探究することができます。


子どもとの関わり方や教え方などを学べるのは強いです。


採用試験の面では、
教育学部卒の人の方が他学部卒の人よりも採用率は良いみたいです。
                        (文部科学省発表より)
  


2.他学部から教員免許状を取得する。

私は、理学部に在籍していたため、教職の科目を追加で履修しました。
  
教育学部との違いは、専門性を高く身につけることができることだと思います。
小学校においても専門性のある教員は求められています(特に理数と英語)。
  
つまり、他学部の皆さん!!
専門性を身につけれていますか??
それがないと、教育学部生に対して武器がないですよ。




〜〜〜補足〜〜〜
 
教育学部と他学部→ここから見えてくる面接のポイント

教育学部では、学部内で学べるようなことをアピールしても加点はされません。
つまり、「学部での学びに加えて専門性についても重要だと考え、〇〇のような実践をしました。」と言える方が強いですね。


例として、
専門書を月に2冊は読むようにしたとか英語の論文を訳して勉強したとか、自分なりのアピールができると良いですね。



一方で、他学部の人は、専門性がある!ということをアピールしても加点はないですよね?


そのため、「専門性に加えて、ボランティアでの現場の実践を大切にしました。その中で、子どもとの関わり方や指導法についても試行錯誤しながらですが学びました。」と言うと、やる気のある学生だと思われますね。


〜〜〜〜〜〜〜〜



通信教育で免許取得する。


私は、小学校免許を通信教育で取得しました。


通信教育では、数回のスクーリングと添削課題によって単位を取得します。
例えるなら、”Benesse:チャレンジの赤ペン先生”のようなものです笑


テストがある度に添削課題を提出し、合格点が取れたらテストを受験できます。
そして、そのテストで合格点であれば単位取得です。
・添削課題を提出→添削課題で合格点を得る→テスト受検→テスト合格→単位取得
 
赤ペン先生を計画的に出せなかった人は、通信教育でも大変だと思います。
  
お仕事をされている方や、どうしても免許が欲しい方などが履修されており、年齢層も非常に広いです。




短期大学で免許取得する。


短期大学で多いのは、小学校2種免許の取得だと思います。


1種免許と2種免許、(専修免許)って何が違うの? って思いますよね。


1種免許は4年生大学の過程を経ることで得られます。
2種免許は2年間の短期大学や通信教育など短い期間で得られます。
その代わり採用された後に、1種免許にレベルアップするための研修などを受けなければならない義務を負います。


簡単に言うと、取得単位数の違いです。


たくさん大学で勉強したから、1種。
短期間だったから2種です。


採用試験においては、1種も2種も関係ありません!
(履歴書に記入しますが、「2種だから」と言う理由で弾かれたりましません。)



専修免許状は、大学院まで進学することで得られます。
これも、専修免許状だから特別に採用されると言う訳ではないです。



給料の違いですが、
2種だと給料が低いと言う誤解がありますが、そうではありません。


例えば、私が20歳だとします。
短期大学を卒業し20歳で教職に就きます。 初任給は18万だとします。

2年間働き、22歳になり、給料は20万になりました。
(教員の給料は年功序列で勤務年数が増えるほど上がります)

同い年の友達Aさんが4年大学を経て、教員になりました。
Aさんの初任給は、20万円でした。
  
  
→ 初任給で比較すると、18万円と20万円で違います。
 が、同じ年にもらえる給料は同じです。


専修免許についても、同じ現象です。
つまり、大学に通っている間は勤務年数としてカウントしますと言うことです。


長く教員として働けば働くほど給料は上がります。
特例として、大学や大学院で勉強している間も勤務年数として考えて給料に上乗せするため、初任給の違いが生まれます。


ちなみに、専修免許を取得することで管理職(校長・教頭など)に就くことができます。
管理職になることで給料が上がるため、将来管理職を目指す方は院の進学も考えてみては良いのではないでしょうか。


(教員には、現職のまま大学院で勉強する制度があるため、教員として採用された後
 に大学院で学ぶのも一つの手だと思います。)



まとめ

今回は、免許状についてご説明しました。
内容としては高校生〜大学生(1、2年)向きだったと思います。
高校生の方で将来教師を目指されているのであれば、大学のリサーチを徹底し教職就職者の多い大学に進学するのも一つの手だと思います。
大学生の方は、今の現状をしっかりと把握し、自分の立場なら何が強みになるのかを考えることが必要です。
ライバルと差をつけるには。将来教師として何が役に立つのか。どんな教師を目指しているのか。熟慮して頂きたいです。
 単位を落とすことなく、一歩一歩前進してください。応援しています。




著者の振り返り

免許取得には様々な単位が必要で、取りこぼしのないように必死でした。


教職を目指されている学生さんは、
履修し忘れることがないように再度確認
をしてみてください。


また、今の自分の立ち位置をしっかり把握することが大切だと思います。


何か足りないものはないですか? 実践できていないことはないですか?


採用試験の面接時にアピールできるようなポイントを日頃から意識してみてください。


採用試験でアピールできると言うことは、将来子どもと関わる際にも役に立つスキルが身についているのだと思います。


最後まで読んでいただきありがとうございます。



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